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アニまるっ!「千斗いすず」レビュー

千斗いすずメインビジュアル

「アニまるっ!」ウェブ通信販売専売の「千斗いすず」フィギュアレビューです。

キャラクターの出典は、ライトノベル、アニメ「甘城ブリリアントパーク」のメインヒロインです。「甘城ブリリアントパーク」とは、とある事情で魔法の国メープルランドから人間の住む世界にやってきた人々が建設したテーマパークのことです。「いすず」は王女であり支配人の「ラティファ」の親衛隊の任とともに、身体の弱い「ラティファ」に代わり、支配人代行をしています。しかし、経営破綻で閉鎖寸前になりかけており、神託により再建の任にふさわしいと選ばれた人物は普通の高校生でこの物語の主人公である「可児江西也」。「いすず」は「西也」に支配人代行を引き受けることを(半ば強引に)要請します。そして物語は始まります。

内容としてはドタバタな展開で面白おかしく、たまにちょっとシリアスな物語です。

「いすず」は基本的に無表情、必要なこと以外は話さず淡々とした口調で、要求を拒むものには強引に銃で従わせるため他のキャスト(従業員)からの人望はあまりなく、冗談も言葉通りに受け取ってしまう堅い軍人そのものです。

ただ、「いすず」は親衛隊の名家の生まれで、それ以外の生き方を知らず、周りの期待に答えようと懸命にやってきただけのことでそうなってしまったところが多く、本質的には女の子らしい弱さや迷いが見え隠れします。その辺りの葛藤の描写が魅力的であるキャラクターです。


製品内容
発売月2015年7月
スケール1/8
製品サイズ全高 約210mm
製品仕様PVC塗装済み完成品
原型製作徳永弘範
制作協力株式会社ストロンガー

千斗いすずパッケージ前

千斗いすずパッケージ後ろ

パッケージ前後です。前方だけクリア素材で中のフィギュアが見えるタイプで、パッケージにも造型のイメージが印刷されております。ライトノベル第1巻の表紙の原画から造型化、キャラクターデザインは、なかじまゆか氏です。

千斗いすずブリスター前

千斗いすずブリスター後ろ

ブリスターパッケージの前後を撮影しました。本体と台座の構成です。

千斗いすずポストカード

購入特典のポストカードです。全8種類のうち、1枚が同梱されています。私は「いすず」ちゃんのお風呂上りのカットでした。「きゃーぁ(棒)」


千斗いすず全身周囲01

千斗いすず全身周囲02

千斗いすず全身周囲03

千斗いすず全身周囲04

千斗いすず全身周囲05

千斗いすず全身周囲06

千斗いすず全身周囲07

千斗いすず全身周囲08

全身が入るように周囲を水平に撮ってみました。飾り気のない立ちポーズですが、様になっています。ちなみに「千斗いすず」とは人間の世界の通り名で、本名は「イースズルハ・セントルシア」。


千斗いすず下方向前

千斗いすず下方向後ろ

下方向からの前後です。とても威圧的…ですね。角度によるお顔の破綻はありません。

千斗いすず上方向前

千斗いすず上方向後ろ

上方向からの前後。その外見から警護中のように見えました。スタイルはいいほうですね。

千斗いすず俯瞰前

千斗いすず俯瞰後ろ

さらに上方から前後を撮影しました。この造型はどこから見ても違和感がなく、完成度が高いことが分かります。

千斗いすずバストアップ左側

千斗いすずバストアップ右側

千斗いすずバストアップ正面

お顔を拝見しましょう。強い眼力に「へ」の字のお口、性格をよく現しているきりっとした表情です。アニメ版のお顔はこの小説版の原画よりも柔らかく、無表情に近いです。


千斗いすず頭部01

千斗いすず頭部02

千斗いすず頭部03

さて、ここからは部分的に見てゆきます。最初は頭部からです。亜麻色の長髪を大き目のリボンで後頭部で束ね、ポニーテールにしています。髪の毛の造型はとてもシャープで、特徴である分け目で跳ねた2本の毛の束も綺麗に仕上げてあります。

千斗いすず制服01

千斗いすず制服02

制服です。鮮やかな赤い正装に右肩から胸元にかけて飾緒がかけられています。この金色が光を受けてとても威厳のあるものに見えます。襟元に巻いた白いリボンがワンポイントですね。個人的に女の子がこういう服を着ているのが好きですどうでもいいですかそうですか。

千斗いすず腕部01

千斗いすず腕部02

千斗いすず腕部03

まずは腕ですが、袖が手首まであるので冬服です。布のしわや袖のボタンの表現がリアルです。爪にはピンク色のマニキュアを塗っていて、丁寧に仕上げてあります。

そして、造型全体で目を惹くのが左手でストックを持ち、銃身を肩に乗せているマスケット銃でしょう。魔銃「シュタインベルガー」です。単発の前装式ライフルで、魔力を込めた様々な銃弾を撃つことが出来ます。木製と金属製の部分はきちんと分けられており、模様も正確に再現されております。ちなみに「いすず」が激昂したり、「西也」たちの喧嘩を止めたりする場合に撃つ弾丸は、箪笥の角に足の小指をぶつけたときの2倍の痛さを受ける「ペイン・ブリンガー」ということです。10発30円也。

千斗いすず胸部01

千斗いすず胸部02

千斗いすず胸部03

「いすず」といえば、もう服装のボタンがはちきれんばかりのお胸ですね。相当無理に押し込んでいると推測します。水着姿の場面がありましたが、実際大きいです。たゆんたゆんです。犯人は「乳袋」。

千斗いすず腹部01

千斗いすず腹部02

千斗いすず腹部03

さて、おなか周りですが、こちらは締まっております。黒いのはポケットなんでしょうね。しかし、胸は膨らんでいておなかは締まっているって、この服はどんな素材で作られているんでしょうかね~。まあ、魔法の国の人ですからw

千斗いすず腰部01

千斗いすず腰部02

スカートは上が赤に対して黒です。色的にビビッドなイメージを受けます。裾のほうは白いストライプで、端にはフリルがついているところがちょっとかわいらしいですかね。それにしても短いですな、チラチラ期待しちゃいます。ちなみに魔銃「シュタインベルガー」は、スカートの中から出てきます。

千斗いすず縞パンツ

スカートの中はどうなっているのかなっと…。なんと!縞パンでした、やりました!え、あ、ちょっと、銃口がこちらに!うーん、服装からは想像できないようなかわいい下着でした。だが、それがいい。

千斗いすず脚部01

千斗いすず脚部02

千斗いすず脚部03

脚部はかなり長いニーソックスを履いています。太ももの辺りで固定している黒いリボンが機能以上にデザイン性を出しております。腰から下はモノクロームな配色でお洒落です。単に真っ白ではなく、微妙な色の変化を塗り分けています。

千斗いすずブーツ01

千斗いすずブーツ02

足は革製と思われるブーツを履いております。ハーフブーツでしょうか。紐のジグザグの造型が細かく出来ています。

千斗いすず台座

台座はタイル張りの地面と、「甘城ブリリアントパーク」入り口の看板を模したものになっております。タイルと金属の質感がよく出ています。


千斗いすずフリーアングル01

千斗いすずフリーアングル02

千斗いすずフリーアングル03

フリーアングルで3枚掲載します。


千斗いすずエクストライメージ01

千斗いすずエクストライメージ02

千斗いすずエクストライメージ03

千斗いすずエクストライメージ04

レビューとは別に趣向を変えたカットを撮影してみました。たたずむ「いすず」に近づいてゆくイメージを描いたのですが、いかがでしょうか…。


千斗いすずあとがき

あとがき。

実は私、「甘城ブリリアントパーク」は放映中もその後もまったく知らなかったのです。たまたま知り合いとホビーショップに寄ったときにこの造型の彩色見本が展示してありまして、説明していただきました。そのときは「へー、そうなんだ」程度しか思わなかったのですけど、通信販売の締め切りが近づいてくるに従って、「なんか、結構好みだったよな?」とか思い出したわけですよ。

「んー、けど知識ないから…」なんて思っていましたけど、やはり気になりだしたら止まらないので、確か締め切りの10分くらい前だったと思いますが、注文してしまいました。それから、届くまでには何がどうなのか知っておかねばなるまいと、動画サイトでアニメ版を最初から最後まで何回もループしながら視聴しました。「これ、ものすごく自分好みのアニメだ」と、今では既に信者になっているわけなんですw

「千斗いすず」をはじめ、「ラティファ」姫、「ミュース」、「サーラマ」、「コボリー」、「シルフィ」達エレメンタリオの4人のメンバーはとても個性があってかわいいし、はたまた、「可児江西也」と「モッフル」の喧嘩や、テーマパークのマスコットにしては本性はゲスな「マカロン」、「ティラミー」などの行動は笑わせてくれます。そして、このテーマパークの存在の意義と魔法の国の因果関係が、ある人物に悲しい影響を及ぼしていて、最後は感動で締めてくれたとてもいいストーリーでした。

さて、注文してから待つこと半年、「千斗いすず」がフィギュアとしてやってきました。ホビーショップで彩色見本を見たときのイメージはそのままに、高い完成度で仕上がってきました。元の造型がしっかりしているので、どの方向から見ても全くおかしいところはないし、色分けはちょっと気になる部分はあるのですが、合格点はつけられると思います。魔銃「シュタインベルガー」は既に固定されていますし、台座に固定する程度の作業しか発生しないのも気軽でいいと思います。もっとも、一番の合格点はお顔です。全くイメージを損なわないで再現してきたのは、この上なくうれしいです。

撮影についてはいつも通りに近いのですが、直近で前の記事のレビューを行っていたのでその反省点を考慮しながらライティングに気をつけてみました。光源に対するお顔の向きにかかわらず、それほど明暗が激しくなく仕上げられたと思います。また、レビューとは別に雰囲気のある絵に挑戦してみました。私は芸術的な感性が欠落しているので見た通りにしか撮れないのですけど、無駄なあがきをしてみました。レンズもレビューでは105mmマイクロですが、絵作りは60mmマイクロを使用して遠近感を重視しました。一度のレビューで2本のレンズを使用したのは初めてですね。

フィギュア製造メーカーとしての実績は不明でしたけど、この造型に関しては及第点以上でしたので、今後リリースされる同メーカーのフィギュアもクオリティを期待していいのではないでしょうか。

以上、アニまるっ!「千斗いすず」フィギュアレビューでした。